PROJECT #6

上海タイル×ミャンマーチーク

PHOTO / ATELIER YUIM

木製防火ドア・NONAKA のショールーム

NONAKAのチーク玄関ドア

木製の玄関で防火設備の認定が取れているのは、このメーカーだけではないでしょうか。

写真の玄関扉は、NONAKAの主力商品の一つ、チークの防火戸を取り付けました。

Kさんは、私の前職(修行時代)でとてもお世話になった、現NONAKAの社長です。

修行時代からの旧知のKさんから、突然の依頼。

「ショールームを作るので吉能くんに依頼したい」

しかも修行時代の8年間を過ごした神宮前という場所に!!

驚きと興奮で受けたお仕事です。

PHOTO / ATELIER YUIM

ファサード

Kさんは元々MUKUという会社の社長です。

MUKUは、ミャンマーチークを取り扱っていて、家具やダイニングテーブル天板、フローリングなどに加工して販売しています。

東南アジアに馴染みの深い会社を背景に、新たにスタートした新生NONAKA。

上海タイルの壁でその背景をにおわせています。

そもそもミャンマーチークを取り扱うようになるまでのストーリーは、大興奮せずにはいられないK社長の体験談があります(ブログ参照)

4PHOTO / ATELIER YUIM
内観(続く4枚も同様)

2年間という短い期間だけの賃貸契約なので、コンテンポラリーなショールームです。

できる限りコストは抑えつつも、商品を魅せることのできるショールームになっています。

写真のテーブルは、ミャンマーチークの分厚い天板に造作の脚(家具の脚は他社設計)

ところどころの壁面に玄関扉を仕込みました。

玄関というのは、そこをくぐると別の世界へ通じているような雰囲気を持っています。

この部屋から、色々な場所・空間へつながっているような不思議な居場所になりました。

NONAKAの玄関はどれも重厚で、ドアが閉まる音も、どっしりとしています。

地下の隠れ家、ギャングのアジトのドアが重たくしっかりとしまっているような…

開けるのに勇気がいるけれど、入ってしまうと、とっても安心する、そんなドアです。

主力の玄関ドアと一緒に、内装ドアも扱っています。

こちらも玄関の雰囲気を踏襲したデザインです。

今は玄関が主力だが、内装ドアも売っていきたい、という想いが、今回のショールームを作るきっかけにもつながっています。

PHOTO / ATELIER YUIM

左)内装ドア展示室から玄関ドア展示室を撮影

小窓が二つの展示室を繋ぎます。

中)上海タイル

荒々しく貼って、そして出来るだけ荒々しく目地を詰めてほしい。という設計ニーズ。

それでも日本人は綺麗に作ってしまうのです。

右)エントランス脇のポスト

超ローコスト仕上げ(笑)

既存のポストにシールを貼っただけ。

二年間の限定ということもあり、ポストへは予算を割きませんでした。

上海タイルの東南アジア感の延長線上を演出した…ということで。

緑に埋もれたポスト、これはこれでありかも。

当初は木で壁をつくる予定でした。

ミャンマーチークの壁と一体となったミャンマーチークの扉。

そして穿った開口部から玄関ドアが並んでいる。

そんなイメージからのスタートでした。

ただ、ミャンマーチークは、あくまでMUKIUという会社の特徴であり、NONAKAの特徴ではない。

新生NONAKAにふさわしいファサードを…

ということで、数度のプレゼンののち、上海タイルのストーリーを新生NONAKAの背景に重ね合わせました。