Atelier Report

2018.07.09 ダイアリー 子育て

拳と拳を合わせて

今日、帰りの電車の中で珍しい光景をみました。

高田馬場から乗ってきた母息子。おそらく子供は3歳くらい。

子供のお行儀が悪く、足を靴のまま椅子の上に乗せ、何やら叫んでいます。お母さん、疲れているのか、放置。。

そこへすかさず隣に座っていたご年配の方が、頭をなでなでして、椅子の上に靴を乗せてはいけないこと、叫ぶ場所ではないことを諭しています。

子供は怖かった(?)のか、驚いたのか、わからないが、大人しくなりました。

時間が経つとまた騒ぎだすのですが、その度に隣の人に頭を撫でられなだめられてました。

そして新宿で降りるまで大人しくしていた。

近くにいる他人に関心を持つことが希薄な風潮の中で、とても珍しい光景。

たいていの場合、ほぼ放置の母親とセットで、イラッときて、イラッとすること自体がイラッとするので、その場を離れる…少なくとも自分に当てはめるとそうなる気がする。

瞬時に頭を撫でる行動に出られるというのは、なかなかできるものでもない。

 

帰り道、そんな光景を見ていたら、我が子を思い出していた。

 

息子AOが10ヶ月を過ぎました。

最近、息子AOが拳を僕に向かって突き出してきて、僕も同じように拳を突き出すと、すごい嬉しそうにします。

また一つ成長したのかな、と思って、調べてみました。

私が成長記録として参考にしているのが、「パパは脳研究者」という本。

我が子の成長を脳研究者という立場から考察して、子育てを楽しんでいる子育て本です。

 

子育て本を参考に僕が出した答えは…

息子AOにとって、おそらく初めは、体を使った何がしかのサインだったんだと思いますが、それを見た僕が楽しそうに同じポーズをした。しかも何回繰り返してもパパは同じことをするぞ…と。体を使ってこうするとパパはこうするんだ、ということを学習したのではないか!!と勝手に解釈しました。

となると、どんなに忙しくても、ご飯を食べてる途中でも、着替えている途中でも、拳ポーズが来たら、必ず拳ポーズを返さなくてはいかんですよね。

 

 

ちなみに「パパは脳研究者」の10ヶ月の成長の記載は、子供がぶつかったりして患部を手で押さえるようになった、というもの。

痛みはぶつかった体のパーツに対応する神経細胞を活性化させて、その信号が脳に到達して生じる感覚ですが、脳に届くのは単なる電気信号。その信号が体のどこから来たのかわかるようになってきたぞ…よしよし、成長してるぞ、と。

 

私の息子AOはまだ患部を抑えないので、どこからの信号、どこの痛みかはわかっていないのかしら。。

痛いと泣くけど、どこが痛いから泣く、ということではまだないようだ。頑張れ、息子!

 

 

ところで、面白い脳実験のレポートも掲載されていたのでご紹介。

あなたのパートナーはどうでしょうか(笑)

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既婚女性の手首に電気刺激を与えた時の脳の反応を調べた実験です。

電気刺激が強ければ強いほど、痛みの反応も強くなります。

次に、手首に刺激を与えるときに夫に反対の手を握ってもらいます。すると痛みの反応がぐんと減るそうです。

これはすごく面白いですよね。手当てという言葉がありますが、それを実験で実証している気がします。

ただ、ここが重要なポイントです!!

なんと、夫への信頼が薄い女性は痛みが減らなかったそうです。

なんだか実験って怖いですね。