太陽と地球と月、そして天王星が一直線に並び、その地球の一番裏側で、赤くなる月を見る。
時計の長針と短針と秒針が重なり合う瞬間のように、綺麗な一直線が見えてくる。
ただ、天王星は地球から約30億km、光の速度で割り算すると、見えてる光は約2.7時間前の光ということになる。
我が家の望遠鏡で天王星は当然見えないが、果たして、一直線だったのかどうなのか。
まぁ、宇宙の規模からしたら、ざっくり一直線としても良いのだろう。
およそ20万年前に生まれた祖先の生き残りである我らの偶然の出会い。
子供が望遠鏡を覗くのをみながら、壮大な空間と愛を感じるのであった。