Atelier Report 2023.01.30 思想 身体が信頼する環境。 人は、環境の中で暮らしています。床、壁、天井。窓と、その外に広がる空。庭や木々。そして、そのあいだを満たしている空気。そうしたものが身体のまわりに重なりながら、空間の雰囲気をつくっています。光。風。温度。湿度。輻射熱。素材の感触。香りなど。私たちの身体は、そうした要素を無意識に受け取りながら、空間の心地よさを感じています。 僕は、身体の感覚の中でも皮膚に着目しています。皮膚は、温度や湿度だけでなく、空気の動きや素材の違いまで感じ取っているとも言われています。 私たちは普段それを意識することはありませんが、身体はとても正確に環境を判断しています。 「なんとなく気持ちがいい」「なぜか落ち着く」 そう感じる空間には、必ず理由があります。 長い時間をかけて淘汰されてきた自然素材には、身体が構えなくてもよい環境をつくる力があります。 土や木は、温度や湿度をゆるやかに整えながら、空間の環境を静かに調整していきます。 この家では、そうした環境を観察しながら、身体が本当に信頼できる空間とは何かを、暮らしの中で確かめ続けています。 前の記事 この家には、住めません。 次の記事 土の壁を舐めてみた。 関連記事 2023.01.11 自邸は、実験の場です。 2023.01.20 この家には、住めません。 Category すべての記事 思想 実験 01 土 02 火 03 木 04 暮らし 検証 01 エクセルギー 02 身体感覚 余白