Atelier Report 2025.02.27 実験 03 木 杉の床は、足裏でわかる。 この家の床は、杉の無垢材をそのまま使っています。塗装はしていません。 見た目を整える塗装は多くありますが、足裏の感覚が少し変わってしまうように感じるからです。 そこでこの家では、杉の床を無塗装のまま使いながら、一部に米糠を水で溶いたものを塗る実験をしています。 塗った部分と、塗らない部分。時間が経つと、触れたときの感覚が少し違うことに気づきます。 冬の朝、冷えた床に足を置いた瞬間。夏の日、少し湿気を含んだ空気の中で歩くとき。 言葉にするのは難しいのですが、足裏は確かに何かを感じ取っています。 子どもたちは、その違いにとても敏感です。 裸足で歩きながら、「ここはちょっと違う」と、すぐに気づきます。 人は、目や耳だけで環境を感じているわけではありません。 足裏もまた、空間の一部を感じ取っています。 もしかすると私たちは、思っている以上に、皮膚で環境を感じているのかもしれません。 前の記事 建築はエネルギーの流れを整える 次の記事 人は、皮膚で空間を感じている 関連記事 2023.11.12 土の壁を舐めてみた。 2023.12.05 一本の薪には、物語があります。 2024.01.05 百年杉の丸太は、こんな香りだった。 2024.06.20 子供の部屋は、子供が決める。 2025.05.03 土は、呼吸している。 2025.05.05 土は、発酵している。 2025.05.06 土は、空気を整えている。 2025.10.16 火は、暮らしをつくる。 2025.10.17 暮らしは、育っていく。 Category すべての記事 思想 実験 01 土 02 火 03 木 04 暮らし 検証 01 エクセルギー 02 身体感覚 余白