私たちは、空間を目で見ていると思っています。
けれど身体は、
それよりもずっと多くの情報を受け取っています。
温度。
湿度。
風。
素材。
それらはすべて、
まず皮膚に触れます。
私たちは普段、
空間を「見るもの」だと思っています。
しかし身体は、
もっと広い感覚で環境を受け取っています。
皮膚は、温度や湿度だけでなく、
空気の動きや素材の違いまで
感じ取っているとも言われています。
つまり人は、
皮膚で空間を感じている
とも言えるのです。
建築の環境とは、
言い換えると
皮膚の環境
です。
だから私は、
空間のかたちや装飾だけではなく、
温度
湿度
空気の流れ
素材
そうした要素を、
丁寧に整えることを大切にしています。
建築とは、
身体が信頼できる環境をつくること
だと考えているからです。