中塗土を捏ねるところを見ていると、結構適当にザバザバーっと材料を入れています。
左官職人さんの吉田さん曰く
「材料は、環境と状況を見て仕上がりを想像しながら、塩梅で調合する」のだとか。。
これはもう相応な経験値がなす感覚でしか養えないのだろう。
昨今では、左官講習などで教わったままの配合で塗ってしまう人も見受けられるのだそうですが、
一度塗ったら容易に壊せないものでもあるので、経験を詰んだ職人さんに任せたいところ。
手仕事は、事前に、その辺りの経験値を測るのが難しい。
左官吉田さんは、本当に良い職人さんだと思う。
話をしていると、名言だらけだし、作業も丁寧である。
ものすごい自信を持っていながら偉ぶることも一切ない。
この人に会えて本当によかった。