ラッセンブリ広尾で友人の結婚式に参列してきました。
ラッセンブリ広尾は、1922年(大正11年)、建築家 西村伊作の設計で建てられました。
西村伊作は、1906年、現代住宅の祖型というべき、最初の居間を中心とした住宅を建てた建築家で、教育者でもあったようです。
広尾駅から徒歩数分、外苑西通りか少し坂道を登ったところに、緑に囲まれてひっそりと顔を覗かせているように建物は建っていました。
石張りのアプローチを進むと存在感のある大きなケヤキの樹が建物を守っています。
ビルの並ぶ大通りから少し入っただけなのに、周りの喧騒から離れていて、建物を前にすると、妙な安堵感がありました。
外観は写真の通り、1Fの1/2を石で乱張、白い壁に瓦がのっています。一昔前の私だと見向きもしなかったデザインですが、最近ようやくこの時代の建物のにじみ出る雰囲気にも惹かれます。
いい仕事です。