Atelier Report

2018.11.27 研修レポート

北海道1

先週末、北海道へ行ってきました。

一番の目的は親戚関係のため、観光や建物探訪の時間は限られていましたが、自然豊かな大地に圧倒される旅になりました。

親戚が北海道に多いため、幼少の頃から幾度も訪れていますが、今回の北海道、ある意味一番印象的でした。

この三日間の旅で、20代の気持ちを思い出しました。

1日目、洞爺湖です。

映画「しあわせのパン」の舞台となった場所です。

ほんわかした雰囲気の中、おいしそうなバンや料理の映像が、記憶に残っています。

その映画にも映っていた、湖の真ん中に浮かんでいるように顔をだしている島があります。

景色の中でひときわ目立つ存在で、洞爺湖たらしめている島といってもいいかもしれません。

島の名前があって、中島というそうです。

 

なお、中島には1960年頃に2世帯6人の定住者がいたらしい。現在は定住する人はいないそうです。

 

この日、ホテルに着いた時は吹雪だったため視界ゼロでしたが、夕暮れの時間帯に一瞬晴れてくれました。

今にも凍りそうな湖の色。夕陽に染まる雲が、部分的に湖に映り込んで、優しいグラデーションを描いていました。

映画でみた風景とは違って、まったくほんわかしていませんでしたが、キリッとしたシャープな景色でした。

 

 

 

ところで40歳を超え、随分とおっさんになってきたことを実感する体験がありました。

それはホテルの露天風呂での出来事。

朝ごはん後の空いた時間帯、ホテルを出る前に一風呂浴びようと思って行ってみると、なんと露天風呂が貸切状態。

ここで何を思ったか、裸で雪原へ飛び出して、駆け回った後、空を見上げて雪に埋まっていました。

肌で感じる景色とはまさにこのことで、身体全体で感じてこその大自然だと思いました。

 

青春時代、なんでもないものでも大層感動していたけれども、それはいつしかあまり心を動かさなくなってきていました。

自分自身の感度が鈍ったのか…

はたまた日本のスケールに飽きてしまったのか…

 

いやいやそうではなかった。

大人になって、便利さを知り、車の中やホテルの中からの景色で満足していたんでしょう。

20代の頃、白い息を手に当てながら見た景色とは全然違うものを見ていたんだと思います。

 

 

 

とはいえ、おっさんが裸で雪原を駆け回るのは、少々危険でした。。

2日目は小樽へ向かいます。

慣れないレンタカーも2日目になると若干使いこなしてきます。

今回は、ほぼ泊まるホテル以外、行き当たりばったりの計画。

この日も当日になって、ナビでルートを調べました。

結果、洞爺湖から小樽へは高速を使うとかなり遠回りなので下道で行くことになりました。

 

 

 

結果的に無事帰ってこれたので、今となってはむしろ興味深い体験ができたことに感謝しつつも、家族を巻き込んでしまったことには大反省のドライブでした。

上の写真は、出発して間もない、緊迫感のなかった状態で、きれいな道だねぇ、とか言いながら写真を撮る余裕があった頃の写真です。

 

 

 

さて、2日目のドライブの話はというと、、

 

はじめは快調でした。

抜ける青空とどこまでも広がる真っ白い景色の組み合わせに、感動しながら車を走らせていました。

ところが、途中から急に吹雪で前が見えないほどの状態になってきて、ナビから「ルート上に大雪警報が発令されています」のアナウンスが流れてきました。

ま、大丈夫か。程度で気にせず進むと、ルート上に積雪で通れない場所があり、そこを迂回せざるを得なくりました。

思えばそのあたりから雲行きが怪しくなってきて、最終的には強烈な不安と戦う3時間ドライブとなってしまったのです。

前後に車の姿は全くなく、どこを走っているんだかもよくわからなくなってきて、精神状態は相当追い詰められていました。身の危険を感じながら、最悪どうなるのだろう…ということを常に考えながらのドライブ。

前半の感動はどこかへ霧散して、壮大な自然の脅威のど真ん中へ突っ込んで行っている感じでした。

雪をなめてはいけません。ドラマ「北の国から」を見て学んだはずだったのに。。

 

今回の旅行は妻と2人の子供も一緒です。重たい責任を背負いながら冷静さを保とうとしましたが、家族にはどのように写っていたのでしょう。

小樽に着く頃にはもうクタクタでしたが、到着した時の安堵の気持ちは忘れられません。

 

 

果てしなく続く大地と自然の脅威を(車内からではありますが)とても身近に感じさせられた1日でした。

 

 

 

 

(3日目に続く)、